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臨済宗と墓のまめ知識 | 修行

坐禅、公案、読経、作務などの修行を既に悟りを得た禅師の元ですることで、悟りが得られるようにメソッド化されてきたのです。例えば妙心寺派の場合は向かって右に開山の無相大師の絵像を、左には花園法皇の絵像を飾ることが多いのです。悟りは、ロウソクの火が、消えているロウソクに伝わるように、師から弟子へと伝わるとされる。それは言葉による伝達ではないのです。それゆえに正しい禅師を選ぶことが肝心とされるのです。それは悟りを得ている事だけではなく、自分の個性に適合している禅師を選ぶという意味もあるようです。

禅宗の初祖である達磨大師は不立文字、教外別伝、直指人心、見性成仏という4つの句で教えをあらわしたようです。不立文字とは文字や言葉をこえた禅の体験によって、はじめて本当の教えを体得できるとの教えなのです。しかしながら、悟りを得た禅師が指導して悟らせるのではないのです。師を持たずに悟りを得たゴータマ・シッダッタを持ち出すまでもなく、唐代の祖師たちは、師匠から教わって悟ったのではないようです。教外別伝は何かを教えるということは何かを伝えるということ以心伝心ということなのです。

悟りを言葉により定義することは出来ないが、言葉を始めとしていろいろな方法で悟りの境地を表現することはできるのです。そのため特に日本に伝わった後、詩や絵画を始めとした芸術的な表現の上に悟りが表現されているようですので、その香りを味わうことができるのです。直指人心は外にばかり目を向けず自分の心をよく見つめなさいということ、見性成仏は自分の本性をよく見つめれば、全ての人は仏であることを体験としてつかむことができるとの教えとなっているのです。

芸術以外にも、茶の湯や生け花を始めとした振舞いなどにも表現されているようですので、振舞いをたどることによって、悟りの世界を味わうという手段も生まれているのです。それは知的な理解ではないのです。自分の中に仏があることに気づくこと。それが仏心宗といわれる臨済宗の教えの真髄なのです。 宋代以降公案体系がまとめられ、擬似的かもしれないが更に多くの悟りを起こすことを可能にしたのです。






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