臨済宗と墓について
先祖を敬う気持ちは、そのまま先祖のお墓を敬うことに通じるのではないのでしょうか。即ち釈尊が入寂された二月十五日に涅槃図を掛けて行われる涅槃会、釈尊の誕生日である四月八日に誕生仏に甘茶をかけて祝う降誕会、釈尊がお悟りを開かれた十二月八日に行われる成道会のいわゆる三仏忌は全国の仏教寺院で法要が営まれるのです。臨済宗では、ご本尊を特に決めていませんが、お仏壇では各派とも釈迦牟尼仏をご本尊としているのです。加えて禅宗の始祖達磨大師と百丈禅師の二祖の忌日が、二祖三仏忌前卓におかけする装飾用の長方形の織物なのです。昔お釈迦様のお座所を飾ったといわれているのです。
お正月・お盆・お彼岸・報恩講・年忌法要などの重い法要の時のみ用いるのです。二祖は禅宗内でも夫々異なると称して、年間の重要な行事であり、一宗の宗祖や一寺の開山、一院、一庵の開祖や開基の忌日も同じく大切に考えられているのです。一般的には歳晩、正月行事、節分、春秋のお彼岸、並びに七月又は八月のお盆の行事が有名となっているのですが、ここでは触れないのです。法要などで一汁三菜の精進料理を仏さま・ご先祖さまにお供えするときに使うものなのです。お供えは生きている人と同じように真心込めて、お給仕するようにしましょう。
臨済宗とは日本においては栄西により始まる禅宗の宗派なのです。臨済宗は師から弟子への悟りの伝達を重んじ、武家政権に支持され、広まっていったのです。禅宗の始まりは達磨大師インドから中国に渡ってきたときといわれているのです。臨済宗の教えは、人が生まれながらに持った尊厳によって純粋な人間性を自ら悟ることによって仏と寸分違わぬ尊さを知ることなのです。また、禅宗のため、坐禅を重視し看話禅と呼ばれ師匠が公案という問題をだし、弟子はこれを論理的に考えるだけでなく身体全体で論理を越える答えを見つけるのです。
インドではヨーガが行われてきた、それは禅の源流になり、サンスクリット語では禅の意味は瞑想を意味しているのです。日本における臨済宗の伝来は、宋の時代の中国に渡り学んだ栄西が日本に伝えられているのです。日本の臨済宗も中国の臨済宗と同様禅宗の一つである。弟子への悟りを伝達を重視しているのです。一般的なお墓参りの日に限らず、さまざまな人生の節目に、先祖のお墓に報告をするというのも、いいものなのです。修行の方法は公案と呼ばれる工夫なのです。お墓は建てることに意味があるのではなく、お参りすることに意味があるのです。
ご注意ください
- 当サイト[臨済宗と墓 のまめ知識]内に掲載されている文章・画像等の著作権は、サイト運営者に帰属しています。
- 文章や画像等の無断転載、複製・配布等は固くお断りいたします。
- このサイトに記載されている内容もしくは当サイトからのリンク先で発生した賠償・苦情・損害等のトラブルについては、何ら責任を負いませんのでご了承ください。